どうも!vekshin(ヴェクシン)です。
今回は超高級レトルト食品のご紹介です!
その名も「究極」のビーフカレー・タンシチュー。えっ、何が極まってるの!?そうお思いの方に向けて究極ポイントをズバッと解説します。
究極ポイントその1 ビジュアルが究極
まずはこちらの写真を御覧ください
いや箱ォ!!カレーじゃねえのかよ!!と言いたい気持ち、よ~く分かります。でもちょっとだけチャンスを下さい!
よく考えてほしいんですが、こんな桐箱みたいなものに入ったレトルトカレー、見たことありますか?お宝というか、美術品とか入ってるイメージですよね!なぜレトルトカレーなのか・・・
実は桐箱には、防虫と防カビの2つの特性があるらしく、最高級のレトルトカレーを守る鉄壁のバリアの役割を果たしているようです。
美味しさを追求するだけじゃなく、その美味しさを絶対に守り通してやるという情熱!この企業は信頼できる、まだ開けてもいないのにそう思わせてくるとは、なかなかやるではないか。
期待に胸を膨らませつつ、箱を開けると・・・
謎の紙、究極のカレー、究極のタンシチューが入っています。
このレトルトパウチは・・・ちょっとチープ感があるような気がする・・・桐箱が渋くてカッコよかっただけに、「究極」の文字が、フォントも色使いも思ってたのと違う感があります。
同封の謎の紙は、白地に金で、期待通りの高級感ですね!中には、カレーとタンシチューのこだわりポイントがびっしり書いてあります。
ちっちゃい紙に小さな文字がズラッと並んでいるので最後まで読むのは根気が要りますが、なんか凄そうということが分かれば大体OK。食べてから考える、それがvekshinなのです!
究極ポイントその2 使用されている牛肉が究極
先程の白地に金の紙をよく読んでみると、ビーフカレーの説明として「柔らかな仙台牛モモ肉を贅沢に使用」という、何ともそそられる文言が!
ブランド牛が使用されていると聞いただけで、普段謎肉ばっかり食べているvekshinとしてはテンション上がりまくりですが、それだけじゃないんです。
ブランド牛って、実は各ブランド牛ごとに基準が違うってこと、ご存知でしょうか?
例えば松坂牛は一定区域内で生産していれば等級は関係なく、米沢牛は肉質等級3等級以上、但馬牛は歩留等級が「A」または「B」等級以上など、基準はバラバラです。
ちなみに、歩留等級は生産者目線の基準で、どのくらい効率よく牛肉が取れるのかというものなので、安定的な生産という意味では重要な項目ですが、肉質とは直接には関係しないもののようです。
じゃあ仙台牛はどうなの?という話ですが、仙台牛は、肉質等級が最高の5で、なおかつ歩留等級が「A」または「B」を獲得していないと名乗ることができないようになっており、非常に厳しい条件をクリアした、まさに究極のブランド牛肉なのです!(肉質や歩留以外の基準を設けている場合もあり、仙台牛以外もめっちゃ美味しいと思うので、その点は誤解のないようにお願いします)
究極ポイントその3 味が究極(肉だけじゃないぞ)
見た目がすごいとか、ブランド牛を使用しているとか、確かに凄そうなのは分かったけど、肝心の中身はどうなの? ここが一番気になるポイントですよね。
高級感があるのは良いけど、高尚すぎて素直に美味しいとは言えない味になってるとか、ブランド牛使いました!でも全体の1%だけです・・・とか、そういう可能性は十分あります。
というわけでさっそく温めて投入したお姿を見せましょう!
レトルトなのに・・・レトルトなのに仙台牛が5切れも入っているではないかッ!しかも一つ一つがデカイ。測ってみたら5cm×3cm×2.5cmだった。惜しげもなく投入されておる!
いや待て、レトルトでブランド牛でデカイって、味がイマイチな可能性がまだ残っている。一旦深呼吸して食べてみたところ・・・
バカな、なんだこのホロホロ感は!?肉で柔らかいっていうと、トロトロなイメージがあったけど、これはそうじゃない、圧倒的なホロホロ!!
あれ、おかしいな。カレー食べようとしていたはずなんだけど、もしかして肉料理のレトルトを間違えて作っちゃったかな?と現状を再認識する必要があるレベルの肉がそこにはあった。
なんといっても肉のレベルが高すぎる。庶民が食べられないような肉が入っていて驚きを隠せませんでした。
レトルトでこんな美味しい肉出せるんや・・・という驚愕
これが・・・これが究極の肉か・・・などと感動していると、自分の中にいる冷静(当社比)なもうひとりの自分がこう言います「いや、アンタ、カレー食べてるんちゃうんかい!」
そうなんです!究極の「カレー」なのにカレー食べなきゃ意味ないやんとようやく気づいたので、ルウの海に華麗なるスプーンダイブを決めて軽やかに口に運ぶ(あくまで個人の感想です)と、意外な味です。
究極って言うぐらいだから、ひとくち食べたら殴られたような衝撃が来るのかと思いきや、そうでもない、めっちゃスパイシーなのかと思いきや、食べやすい辛さ。
意外と普通じゃね?ひとくち食べたときの正直な感想はそうでした。
しかし、究極のカレーというだけあって、実はというかやっぱり、このカレーが究極でした。究極すぎて庶民の自分にはうまく説明できないんですけど、癖はないし、辛さもしつこくなくて、変にお上品なわけでもない。
すごい印象に残る味というわけでは無いんだけど、かといって普通のカレーの味でもない、絶妙にずっと食べ続けていたくなるカレーなんです。
よく、カレーは飲み物なんて言う人がいますが、なんかこう、もっとすごくて、良い例えがでてこないんですが、口の中に入っててくれないと落ち着かないというか、皿にあるのがもどかしいというか、呼吸するように食べてしまう。口の中にあるのが必然!みたいな。
うめえ!もっとくおう!とかじゃ全然なくて、無意識に食べてしまう。それで、あれ、なんか無くなったんやけど?という状態に陥ってしまう魔の食べ物でした。
究極のカレーを目指す上で、素人考えだと、インパクトがあって、味にガツンとしたすごい特徴があるようなものをイメージしてしまうところ、生活の一部みたいな、気づいたらそばにいて、いなくなって初めて、自分になくてはならないものだったんだと気付かされるような、そんなレベルの味でした。
この感動がうまく伝えられないのがもどかしい!
続いて究極のタンシチューです。
第一印象は間違いなく、「肉、デカっ!!!」「シチューより肉の方が多いんじゃないの!?」でしょう。
横から見たら、「ああ、これ肉丼か」って思うレベルの肉々しさ。シチューって肉のことだっけ?という錯覚すら覚えます。
これね、厚切りの牛タンが5枚入ってるんですよ。5枚っていう枚数の時点で多いのはわかるんですが、1枚がえらい大きい。
長辺を測ったら、なんと7.5cmくらいありました。完全にこいつだけで敵をなぎ倒していける強さを持っています。厚みもあるし、とにかく肉のインパクトについて、これ以上の言葉は不要でしょう。
一口食べてみると、意外なまでのしっとり感。タンってコリコリというか、噛んだときの強い噛みごたえが特徴だと思うんですけど、そういうのとは違う、長時間かけて”なんやかんや”した結果、たどり着くことのできた境地みたいな、しっとりした味わいです。
食べたときは正直、「えー、噛みごたえがほしかったなあ」と思いました。しかし、究極というだけあって、もちろんこれしきのことで終わるはずがありません。
こいつは見た目に反し、遅効性の攻撃力を持っていたのです。
パクっ→あっ、しっとり、噛みごたえがほしかったなあ→じわっ、じわぁ~→なにこのシチュー爆弾は!?←イマココ
このように、しっとり感は高級さの演出というだけの役割では全然なくて、あくまでメインであるシチューをここから登場させるというステージの役割を担っていたのです。歌手がせり出してくる舞台装置のように!
確かに、噛みごたえのあるタンと、濃厚なシチューとでは、お互いにメインをかけた血みどろの戦いになってしまいます。そうではなく、あのタン様が、シチュー殿を引き立てるため、進んで脇役としてのポジションを受け入れ、シチューの魅力を最大限に引き出すという、この涙なしには語れない熱いストーリーがそこにはあったのです!!
こんなん見せつけられたら、もううまいと言わずにはいられません。
究極ってどういうことなのかな、アホな中学生が授業中に考えるような題目について、本気で向き合い、結果として生まれたのがこの作品です。5,000円は決して安くありません。しかしこのカレー・シチューはまさにプライスレス。いつもこういうのばっかり食べるのは流石にやめたほうが良いと思いますが、たまにこういうものを食べることで、今までの自分には見えなかった世界が見えるようになるかもしれません。
と、最後はよくわからない感想になってしまいましたが、とにかく究極だったということが少しでも伝わったら嬉しいです。
実は他に紹介しているサイトとかレビューとか無いかなあと思って軽く検索してみたんですけど、あんまり無いんですよ。やっぱ高いから敬遠されちゃったのか、当選してもらったとかいう人が一言だけ感想書いてるレベルのしかなくて、もっと知ってもらいたいという気持ちで書きました。
でも自分も調べて初めて知ったんですが、この商品は「にしきや」から「NISHIKIYAKITCHEN」にリブランドした記念としての限定販売だったそうで、すでに完売して、残念ながら再販売の予定は無いみたいです。
じゃあ読んでも意味ないやん!って思うかもしれませんが、ちょっと待ってください!こういう商品を出せるということは、つまりそれだけ商品に自信があるという表れでもあります。しかも、思い込みじゃなくて、実際に本当に美味しかった。
ということは、他の商品にも期待が持てるということです。「NISHIKIYAKITCHEN」はどれも美味しそうな商品が盛り沢山な上に、レビューもざっと見た限りではプラスの感想が多く、今後、いろいろ試してみたいと思いますので、気になる方はぜひ楽しみに待っていてください!
というわけで、以上、vekshinからの報告でした。
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