vekshin(ヴェクシン)です。
宇治茶専門店「祇園辻利」とミスタードーナツの共同開発商品シリーズ第二弾「つや抹茶」がついに販売開始されました。第一弾「咲く抹茶」は抹茶好きには「抹茶感が足りず、甘い」という残念な結果でしたが、果たして第二弾はどうなのか。
ちなみに今回は「ふわもち宇治抹茶」と「ポン・デ・宇治抹茶」の2つの系統があります(パイは例外)。ふわもちはふわっとしてもちっとしてる。ポン・デ・リングはモチモチ食感が売り。どっちも同じでは…と思いがちですが、以下の点が異なります。
モチモチ食感はどちらも共通しているので、手軽に食べるならポン・デ・リング系、ガッツリ食べたいならふわもち宇治抹茶系です。
さて、前置きはこの辺にして、個別に食べていきましょう!
- 【★★★】ふわもち宇治抹茶 黒みつ (持ち帰り:税込194円 店内飲食:税込198円)
- 【★★】 ふわもち宇治抹茶 宇治抹茶&きなこホイップ 持ち帰り:税込216円 店内飲食:税込220円
- 【★】 ふわもち宇治抹茶 あずきもち 持ち帰り:税込216円 店内飲食:税込220円
- 【★★】 ポン・デ・ダブル宇治抹茶 持ち帰り:税込172円 店内飲食:税込176円
- 【★★★】ポン・デ・宇治抹茶 黒みつもち 持ち帰り:税込194円 店内飲食:税込198円
- 【★】 ポン・デ・宇治抹茶 きなこホイップあずき 持ち帰り:税込194円 店内飲食:税込198円
- 【★】 宇治抹茶チョコ あずき白玉パイ 持ち帰り:税込237円 店内飲食:税込242円
- まとめと「misdoネットオーダー」について
【★★★】ふわもち宇治抹茶 黒みつ (持ち帰り:税込194円 店内飲食:税込198円)
いかがですかこの艶は! 公式サイトにも写真は載っているけど期待を裏切らない優美なお姿ではありませんか。
今回の「つや抹茶」は、「抹茶が艶めく、美味しい和素材との出会い」をコンセプトにしているのですが、その中でも唯一、見た目まで艶めいているのはこれだけです!
肝心の味は、黒蜜のほのかな甘味と、落ち着いた抹茶の風味が合わさって、なかなかいい感じ。抹茶ドーン!黒蜜ドーン!じゃなくて、お互いに相手を立てるように振る舞っていて、いかにも昔ながらの日本らしい風味。
全て桜もち風味だった第一弾とは違い、甘さ控えめで食べやすいし、食べごたえもしっかりある。見てるだけでも幸せ。さらに値段も200円以内に抑えてきた。ミスタードーナツが第二弾の看板メニューとして特に力を入れたことが窺われます。
第二弾を買うなら、間違いなくこの商品がオススメです!
【★★】 ふわもち宇治抹茶 宇治抹茶&きなこホイップ 持ち帰り:税込216円 店内飲食:税込220円
ふわもち宇治抹茶系は特に美味しそうな見た目ですね。しかもこれは宇治抹茶ときなこの両方がホイップされているという豪華仕様。
きなこホイップがちょっとはみ出していることからも、2つのホイップが惜しみなく使用されていることがわかります。
黒みつ、ホワイトチョコ、宇治抹茶入り生地、きなこホイップ、宇治抹茶ホイップの五種類が詰まってる。もう名前を聞いただけで美味しそう。
実際食べてみると…やっぱりうまいじゃん!ホワイトチョコときなこホイップが甘いんじゃないかとちょっと不安だったけど、杞憂だった!
苦味よりも甘みの方が少し強いけど、黒みつと宇治抹茶ホイップが味を引き締めてるから、甘いのは好きだけど甘ったるいのは苦手という人でもこれなら満足できるという出来栄え。
これはオススメですよ!
【★】 ふわもち宇治抹茶 あずきもち 持ち帰り:税込216円 店内飲食:税込220円
枯山水のような和の世界観を見せてくれるのがこちら。中身があずきもちだから渋さが更にアップ!見ているだけで穏やかな気持ちになれるぞ!
断面はこんな感じ。思ったよりあずきが少なくて抹茶感も控えめなので、餅を食べてる!っていう気分になる。目を閉じて食べたら餅を何かで包んだものを食べてるように感じるんじゃなかろうか。
つまり、なんか物足りない。いろいろ混ぜた結果、味がはっきりしなくなって、餅だけ存在感があるからこうなってしまったんだと思う。
残念ながら他の人におすすめできるかと言われたらノーと答えざるを得ない。
【★★】 ポン・デ・ダブル宇治抹茶 持ち帰り:税込172円 店内飲食:税込176円
ポン・デ・ダブル宇治抹茶は、開けた瞬間、あれ?ってなります。それもそのはず。ダブルで抹茶のハズなのに、抹茶チョコはどこ行った!?っていう見た目だからです。
しかしそこはアメリカのノリ。HAHAHA!チョコは裏側についてマース!アメリカンジョークね!みたいなことなんでしょうか。裏返すと…
このようにしっかりと抹茶チョコがついています!まったく、つい騙されちゃったじゃないか!遊びゴコロたっぷりの心憎い演出に和んだところで、さっそく食べてみよう!
一口食べると生地も抹茶ですごい抹茶!と頭の悪い感想を抱いていたのですが、なんか物足りない。美味しいんだけど資格情報ほどには味覚情報に抹茶がない。
そこではたと気が付きました。なぜ「逆向きに」入れてあったのか、その答えに。舌に抹茶が届いていないのは、食べる向きを間違っていたのデース!
アメリカンジョークとかではなく、この向きが最も美味しく食べられる向きだったのです! 疑ってごめん!これからは素直に生きていきます!
この向きだと抹茶チョコがダイレクトに舌に届き、抹茶を超えた抹茶が楽しめるので、ぜひこの向きで食べてあげてください。
ちなみに感想としては、抹茶感はたしかにしっかりしていて好感が持てますが、抹茶「チョコ」なため、ちょっぴり甘く感じました。でも甘っ!てほどではないので、抹茶好きでも試しに買ってみるのはアリではないでしょうか。
【★★★】ポン・デ・宇治抹茶 黒みつもち 持ち帰り:税込194円 店内飲食:税込198円
控えめな抹茶チョコの量が若干の不安を感じさせる黒みつもち。唯一の救いは黒蜜が美味しかったので、こちらも期待できるということ!いや、抹茶とチョコの共演が良かったのだから、これではやはり今一つかな?想像はここまでにして、さっそく食べてみよう。
一口食べると抹茶の苦味が広がる…あれ、抹茶チョコ無い部分なのに? なんと中から抹茶クリームが!こういう孔明の罠ならいくらでもやってほしい!
黒蜜が美味しいのは「ふわもち宇治抹茶 黒みつ」で証明されている通りで、そこに抹茶クリームが加わるとどうなるか、言うまでもなく至高!
個人的には抹茶チョコより抹茶クリームの方が苦味を強く感じるので、これは抹茶好きにはたまらないんじゃないでしょうか。確かに黒みつは一歩後ろに引いた感じになっているけど、縁の下の力持ち的な、しっかり全体の味を支えているような働きをしています。
黒みつ系は「つや抹茶」では当たり商品のようですね!
【★】 ポン・デ・宇治抹茶 きなこホイップあずき 持ち帰り:税込194円 店内飲食:税込198円
私はきなこですよ!というアピールが一見して見て取れるこちら。きなこホイップやあずきが溢れそうになってるところに幸せを感じる。緑の包み紙ときなこ色のポン・デ・リングがいい感じの対比になっていて穏やかな気持ちになれる。
さらに良いことに、粉っぽい見た目の割には意外と粉がぼろぼろ落ちることも無い(全然こぼれないわけではないから、ちゃんと皿を用意して食べよう)。
一口食べてみるとモチっとしてて、きなこ味。それってただのきなこ餅やん!って思ったその瞬間、抹茶のほのかな風味が感じられるという、なんとも奥ゆかしい味わいでした。
惜しむらくは甘さが強めであること。個人的にはきなこホイップが甘すぎるのではないかと思います。ちょっと胸焼けがしました。
抹茶感は感じ取れるのですが、それをきなこが上回ったという状態です。抹茶は好きだけど苦いのはちょっと、という方には良いかもしれません。
【★】 宇治抹茶チョコ あずき白玉パイ 持ち帰り:税込237円 店内飲食:税込242円
見た目の華やかさやふわっと感など、どちらかというと柔らかな印象がメインテーマと思われる本シリーズにおいて、まさかの直方体形状を採用し、唯一パイであるという異彩を放つ異端児。
見た目じゃねえ、中身で勝負だ!っていう真面目感を出しつつも、ちょっぴり抹茶を纏うことで、さりげないオシャレ感を演出しているこの子ですが、果たしてどんな味なのか!?
無骨なフォルムに違わず、しっかりしたパイの厚みがあり、食べごたえは十分。さくっとしてて食感もいい。具の白玉がもちもちしているので、サクサクもちもちが楽しめる。だがしかし!そうじゃない!
宇治抹茶チョコはどこに行った!? 外に纏うだけだと!? 抹茶が楽しみたくてこのシリーズを購入しているのに、肝心の抹茶は外側にちょろっとあるだけというのはダメです!
抹茶とか関係なく、あずき白玉パイとして食べれば別に良いんだけど、つや抹茶という名を冠して商品を出す必要は無かったというのが正直な感想。抹茶と和素材が出会っていない!なんというタイトル詐欺!
というわけで、残念ながらこの商品は第二弾で最もオススメできない商品です。抹茶がそこまで好きじゃない人にはいいのですが、そういう人はそもそも「つや抹茶」シリーズを買わないだろうし、なぜ売り出したのか…
まとめと「misdoネットオーダー」について
まだ全商品を制覇していないので仮です(買ったら更新します)が、買うなら黒蜜系がオススメだと思います。きなこ系は抹茶が負けてしまってる。異端児のあずき白玉パイは抹茶の名がついていながら抹茶感が殆どない。
「ふわもち宇治抹茶 黒みつ」が圧倒的にオススメなのでこれを買いましょう!
ちなみに、「つや抹茶」が販売開始してからどこのお店も長蛇の列です。並ぶの嫌だなって思った方は「misdoネットオーダー」を使ってみてください。(配送してくれるのではなく、店舗受取のみ可能です)
事前登録が必要で、支払方法がクレジットカードしか選べないのが難点ではありますが、店についてから「欲しかった商品が売り切れてる」「前の人が悩んでて欲しい商品をなかなか取れない」「後ろに並んでる人がたくさんいるから落ち着いて選べない」といった悩みがなくなります。
めちゃ並んでるため、レジ列とドーナツ選び列が別々になっている店もある現状、スマホだけ持ってドーナツ選び列をスルーし、レジ列にさえ並べばOKという手軽さは素晴らしい。事前に支払ってあるから真の意味のキャッシュレスを体験できます。
レジでちょっと気になったのは、「ご注文確定のお知らせ」メールで届く受取番号を覚えていったのに、ご注文者名を聞かれたこと。記憶力低めだから一生懸命覚えていったのに意味なかったw たぶん、覚えていかない人が多数だから、名前で判断しているんだと思います。
注意点としては、開店時間がそのままネット注文が可能な時間というわけではないこと。店舗によって異なりますが、例えば朝7:00開店の店舗でも、ネット注文は11:00からというところが多いです。
そうなると受取が可能になるのはだいたい12:00以降。お昼ごはんと一緒に食べたいという人にとってはちょっと使いづらいかも。最寄りの店舗のネット注文開始時間が何時からかという情報は、事前登録しなくても調べられるので、気になる方は事前によく調べてから使ってみてくださいね!
以上、vekshinでした。
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